イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
【映画狂的評価】 自分が人生を不自由にしているだけだったのか?と思わされるいい映画
絵画好きで、カウンター・カルチャー大好きな自分にとっては超ピンポイントで最高の映画でした。DVDですが3日間、夜はこの作品を観ました( ̄ー ̄ゞ-☆

(^^;)ゞいや〜たまらないですね、この世界観。バンクシーのことは噂では聞いていましたが、反資本主義で無政府主義者的な活躍グイグイ心に突き刺さってきますね(^w^)一部の評論家モドキ達にバンクシーの表現活動はチープだとか言われているようですが、そういうのは所詮こういった表現活動を自分ではしたことがないウンチク野郎の戯れ言でしょ、きっと。実際には政治的批判のようなものをアートで表現しても、この世界は何も変わらないかもしれないけど感じたことを素直に表現することが今の世界ではとても大切なんだということを鑑賞者に教えてくれる素晴らしい作品です。
10代の少年少女達には自慰やSEXばかりしてないで、こういった作品を映画館の巨大なスクリーンで是非観て欲しい。テーマソング、Richard Hawleyの『Tonight The Streets Are Ours』が伝えているように、この街は俺達のものだ。枠組みに縛られながら社会システムの歯車として生きてゆくことが全てではないことを教えてくれる少し危険な映画です。
【制作者的視点】映画的な技法において特に優れたものがあるわけではないがストーリー作りが非常に上手い映画です
この映画、以下の点が良かったです。
◼どんでん返し的なストーリー
バンクシーのドキュメンタリー映画を撮ろうとした男のドキュメンタリー映画をバンクシーが監督したという騙し絵的な話の設定。
◼作品のテーマを繰り返しインサートしてゆく
随所にこの物語の真髄がフレーズとして反復されていること。例えばバンクシーを撮影していたティエリーが「芸術はみんな洗脳だ!だから、俺の名前はミスター・ブレイン・ウォッシュなんだ!」と自らの名前をMBWとして、グラフィック・アートを創作していくくだりや、繰り返しインサートされるテーマソングも的確にこの作品の世界を鑑賞者に伝えていた。
◼普遍的な日常のカットを入れることによって鑑賞者の感情移入を深める
ドキュメンタリー映画だからといって、最近は映画の全てを真実だと思って観るバカはそれほど多くないように思う。しかし、私達の日常と同じようなカット、今回の作品であればティエリーの妻や子供達などの家族の普通の日常の映像などがインサートされることによって、観る私達の作品への感情移入を深めることに成功している。バンクシーとその周辺の人達の暮らしは、実際には私達とはまったく関係がない物凄く隔たりある世界のハズなのに、いつしか我が事のように感情移入しながら鑑賞してしまった。

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